日韓国交正常化50年特別企画
チョン・ウォルソン プロデュース公演
創作オペラ ザ・ラストクィーン
朝鮮王朝最後の皇太子妃
2015年9月27日(日)14時/17時
東京 新国立劇場(中劇場)
日本の皇族でありながら朝鮮王朝の皇太子の元へ嫁いだ李方子(りまさこ)。 ふたつの祖国に捧げたその激動の人生が、戦後70年を経て現在に甦る…………
李方子妃 甥
廣橋 興光
(廣橋興光。広橋興光)
伯母、李方子をモデルとしたオペラ「ザ・ラストクィーン」。2015年10月の東京・新国立劇場での初演、おめでとうございます。 日本と韓国の架け橋として活動されてきた田月仙さんほか、御共演者、ご関係者の皆様方へ感謝いたします。公演のご成功を心よりお祈りいたします
ご存じですか? かつて隣国で王様に劣らぬ大葬列で見送られた日本女性がいたことを…… 日本の皇族でありながら 朝鮮王朝最後の皇太子の元へ嫁いだ李方子(りまさこ)。 二つの祖国に捧げた激動の人生が現在に甦る……
オペラ「ザ・ラストクィーン」について
この作品は、日本の皇族に生まれ、後の昭和天皇のお后候補とも言われたが、予期せぬ運命により朝鮮王朝の皇太子の元へ嫁いだ李方子(りまさこ/イ・バンジャ=1901年〜1989年)をモデルとしたモノオペラである。日本と朝鮮の狭間で翻弄されながらも押し寄せる波乱に立ち向かい皇太子・李垠との純愛を貫いた。李方子は日本と韓国の「和」を求め一生を捧げた。 李方子を演じるのは「魂の歌声」で世界を魅了するプリマドンナ・田月仙(チョン・ウォルソン)。自らがその実像に迫るため日韓で取材を続け台本を練り上げた。近年、方子直筆の日記や手紙、写真などが発見され、それらの資料を元に台本を練り上げた。また舞台では、当時方子妃殿下が婚礼でも着用された朝鮮王朝の宮廷の大礼服・翟衣(チョグィ=적의)という特別な衣装が使用される。翟衣は1990年に日本から韓国へ寄贈され、国立古宮博物館に所蔵されている。現在は公開されていないこの衣装が、草田繊維キルト博物館により復元され、所蔵している学校法人文化学園の協力の元、レプリカを制作し舞台で使用する。音楽は現代音楽に日韓のリズムを取り入れたオリジナルである。
あらすじ
……1916年夏、日本の皇族、梨本宮家の娘・15歳になったばかりの方子(まさこ)は自分の婚約を新聞で知る。相手は日本に留学していた旧大韓帝国の皇太子・李垠(りぎん/イ・ウン)。政略結婚と言われたが、ふたりの間には真実の愛が生まれる。 結婚後、生まれたばかりの長男・晋(シン)の死(毒殺説もある)など次々に困難が襲いかかるが、そんな中でも方子は夫である李垠殿下の苦悩を理解し影となって支えた。 しかし太平洋戦争が終わると、二人は皇族の身分も国籍も全てを失う。もはや韓国人でもなく、日本人でもない、と絶望する夫。それまで夫に従っていた方子は、これからは自分が夫を守ると決意。夫を故国に帰そうとするが、難航する。 ようやく、二人に韓国へ渡る許可が出たのは、戦後20年近く経った日韓国交正常化直前のことだった。しかし、夫はすでに病に侵されていた……。 方子は、夫の死後も韓国に残り日韓両国のために尽くそうと誓う。当初は冷ややかな視線を浴びながらも、方子は韓国の恵まれない子供達のための福祉活動に身をささげる。 そしてついには「韓国の母(オモニ)」とまで呼ばれるようになる。朝鮮王朝最後の皇太子妃、ラストクィーン李方子(りまさこ/イ・バンジャ)。87歳で死去した際は、韓国民の涙で見送られ、その葬列は数キロにも及んだ……。
オペラ「ザ・ラストクィーン」の上演を祝福いたします
廣橋興光 李 源 李 公宰 朴 夏順 康 聖淑 大沼 淳 金 順姫 武藤正敏
(李方子妃 甥) (全州李氏大同宗約院 総裁/皇嗣孫) (李方子妃 元秘書) (社団法人 慈行会 理事) (明暉園 元園長) (学校法人 文化学園理事長) (草田繊維キルト博物館 館長) (元在大韓民国特命全権大使)
わたしの大切なふたつの祖国 たがいの母なる国よ 幸あれ。ともに、永遠(とわ)に……
企画・主演(李方子役)
チョン・ウォルソン 田月仙 Chon Wolson
전월선
ソプラノ 二期会会員
Soprano Members of Nikikai
創作オペラ ザ・ラストクィーン Opera The Last Queen
企画・主演 Chon Wolson
台本 Kinoshita Nobuko・Chon Wolson 作曲 Son Donghoon・Ryugetsu
李方子役 田月仙(チョンウォルソン)
李垠殿下の化身(魂)役 相沢康平
vocalアンサンブル 田中由佳 星野律子 石山陽太郎 相原 嵩
CALAFミュージックアンサンブル 富永峻 piano 小寺里枝 violin 花積亜依 flute 若狭直人 cello 高橋明邦 打楽器
ほか
音楽監督 田月仙
演出 金守珍 プロデューサー 太田慎一
後援 外務省 駐日大韓民国 韓国文化院 社団法人全州李氏大同宗約院 社団法人慈行会
衣装協賛:学校法人 文化学園 協力:草田繊維キルト博物館
2019年9月27日(日) 14時・17時 2回公演
新国立劇場 中劇場
S席 10000円 / A席8000円 / B席 6000円
CALAF.NET(カラフネット) http://www.calaf.net mail@lastqueen.net mail@calaf.net mail@wolson.com
主催 ザ・ラストクィーン実行委員会 http://www.lastqueen.net mail@lastqueen.net